行政書士試験は、「なんとなく勉強する」だけでは合格が難しい試験だと感じています。
範囲が広く、科目ごとの難易度や配点にも差があるため、
どこで点を取るかをあらかじめ決めておくことが大切です。
この記事では、私自身の取得資格と過去の学習経験を踏まえて、
行政書士試験に合格するための戦略とロードマップを整理しました。
👉なぜ再挑戦するのかについては、こちらで書いています
行政書士に再挑戦しようと思った理由|過去の挫折と向き合う小さな実験
一度離れたからこそ見えたこと。行政書士にもう一度向き合おうと思った理由と、そのときの気持ちを記録しています。
得点配分と「三重の壁」
行政書士試験では、合格のために以下の3つの条件をすべて満たす必要があります。
| 条件 | 合格最低基準 | 戦略的目標 |
|---|---|---|
| 全体得点 | 180点 / 300点 | 190点前後(安全圏) |
| 法令科目 | 122点 / 244点 | 150〜160点(行政法で安定) |
| 基礎知識 | 24点 / 56点 | 32点(足切り回避) |
このように、
- 合計点
- 法令科目
- 基礎知識(足切り)
の3つを同時にクリアする必要があります。
行政書士試験は
「一定の知識水準を満たした人を合格させる」試験であり、
- 合格率は10%前後で推移する
- ただし合格基準点は原則固定
という特徴があります。
そのため、
👉 「全体で取ればいい」ではなく、条件ごとに戦略を持つことが重要です。
科目別の攻略方針(優先順位つき)
これまでの学習経験を踏まえて、
科目ごとの優先順位と役割を整理すると、次のようになります。
行政法(最優先・中心科目)|目標:16/19問
行政法は最も配点が大きく、合否を左右する科目です。
ただし、19問の中でも難易度に差があるため、
次のように「取りに行く問題」を明確にします。
- 行政手続法・行政不服審査法・行政事件訴訟法 → 必ず取る
- 行政法総論 → 理解ベースで得点源にする
- 地方自治法 → 1〜2問は落としてもOK
対策としては、
- 「処分性」「原告適格」などを構造で理解する
- 過去問を中心に、条文・判例をセットで押さえる
という方針で進めます。
民法(記述対策を意識)|目標:8/9問
択一は宅建の知識で対応できますが、
行政書士試験では記述式の比重が大きいのが特徴です。
そのため、知識確認だけでなく
👉 「どう書くか」まで含めて対策します。
特に40字記述は、次の“型”を固定して練習します。
- 主語(誰が)
- 要件(どんな法律関係が成立し)
- 結論(どうなるか)
記述式対策については、専用問題集を使って
この型に沿って書く練習を繰り返します。
商法・会社法(得点源として維持)|目標:4/5問
過去に学習経験があるため、
安定した得点源として扱います。
- 深追いしすぎない
- 過去問の範囲を確実に押さえる
商法は過去問の焼き直しも多く、
最もコスパの良い科目です。
基礎知識(足切り対策)|目標:8/14問
基礎知識は足切りがあるため、
高得点ではなく「確実に超える」ことが最優先です。
特に以下の3つを優先します。
- 文章理解(3問) → 全問正解を狙う
- 個人情報保護法(2〜3問) → 確実に取る
- 行政書士法(1問) → 必ず取る
この3つで
👉 6〜7問=足切りラインにほぼ到達します。
学習フェーズの4ステップ
試験日(11月)から逆算し、現在は4月時点として、以下のような流れで進めています。
使用する教材は以下の通りです。
- 2026出る順行政書士ウォーク問過去問題集① 法令編
- 2026出る順行政書士ウォーク問過去問題集② 基礎知識編
- 2026合格革命 40字記述式・多肢選択式問題集
- 2026うかる!行政書士 総合テキスト2026(伊藤塾)
- 2026年度版直前問題集(追加予定)
👉教材の使い方は別記事で詳しくまとめています
行政書士試験|使用教材と進め方まとめ
実際に使っているテキストと問題集、それぞれの使い方と進め方をまとめています。
① 構造理解期
- 行政法の全体像を把握
- 民法の知識を思い出しながら整理
👉 テキスト中心(伊藤塾テキスト)
② 得点安定期
- 過去問を繰り返す
- 「なぜ誤りか」を説明できる状態を目指す
👉 ウォーク問を軸に回す
③ 記述・多肢選択対策
- 判例を「主語・理由・結論」で整理
- 実際に書く練習を取り入れる
👉 合格革命の問題集を使用
④ 直前期・足切り対策
- 基礎知識を集中的に確認
- 行政法の暗記部分を最終調整
👉 直前問題集+弱点補強
まとめ|戦略的に積み上げるために
行政書士試験は、範囲の広さから
「全部やろう」とすると崩れやすい試験だと感じています。
だからこそ、
- どこで点を取るかを決める
- 優先順位をつける
- 小さく積み上げる
という前提で進めていくことが大切です。
完璧を目指すのではなく、
戦略的に積み上げることを意識しながら、
少しずつ進めていこうと思います。

